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子育てお悩み相談所 子供との接し方(叱り方)子どもにどう向き合うか。親の愛を伝えますか?

 澤繁実(さわ しげみ)です。
 今回シェアさせていただくのは、子育てお悩み相談所 子供との接し方(叱り方)子どもにどう向き合うか。親の愛を伝えるかということです。

 子どもに接する目的は何でしょうか。それは、自分が正しいと思うこと、子どもに伝えたいことを伝えて、親が有用と思う考えを理解してもらい、子どもに使えるようになってもらいたいということでしょう。つまり、子どもに何かを伝えたいという強い愛(関わりを持ちたいという心)が原動力です。にもかかわらず、子供は本当に自分事(自分に強い関係があると感じる)でなければ、親の話を軽視し、聞いてくれません。聞いていたとしても、親と同じレベルで理解していない場合が多いでしょう。分かりましたか!?と聞いても、「わかりました!」という元気の良い返事が返ってくるだけで、何が分かったんですか?ときいても、たいてい的を射ない返答が返ってきます。

 子供と接するときのポイントは2つだけです。1つは、相手の目を見て話をすること。もう一つは、相手に話をした後に、質問し、理解度を確認して、親の言葉を完コピ(完全にコピー)できるまで、子供に言わせる。ということです。

 

 相手の目を見る。(子供に親の目を見させる。)人間は所詮動物です。相手の目を見ていないときは、それは、その人に興味がない=話を聞かない。のサインです。そのサインが出ている間は、話は上の空。例え聞いていて、一時的に再生できたとしいても、心には残っていないため消えていく記憶に分類されます。親が洗い物をしながら、宿題やっときなさい。といって真剣に相手に伝わるでしょうか?必ず手を止めて、お互いに目を見ながら、「子供。ここに来なさい。」「はい。参りました。」「○○のために、○○までに、宿題をやり、報告しなさい。」「はい。承知しました。」という両者のやり取りを成立させましょう。宿題をやりの部分は、お願い事をするときも、何かを教えるときも全てに共通します。子供が途中で目をそらしたら、それは「やりたくない」「話を聞きたくない」「それでも許してもらえる」のサインなので親は、話をやめます。話をやめると、子供は。あれ?と思って目を見ます。そうしたら、また話し始めるか、最初から同じ言葉を繰り返すかして、絶対に途中で逃がしてはいけません。子供に、この話が終わるまで絶対に逃げられない。ということを学習させなければならないのです。そこでやらなくても逃げられるということを学習すれば、親のいうことを益々聞かなくなります。これは小学校に入るまでに躾けておけば効果的ですが、何歳になっても、真剣に愛を伝えるために最も有効な方法です。

 次に相手に質問して、完コピさせる(親と同じ言葉を、一言一句同じになるまで言えるようにさせてあげる)ということに関してです。子供に限らず、大人でも、相手のいったことをそっくりそのままいえるまで理解することは難しいです。仕事で他人に何かをお願いしたら、全然理解していなかったということは良くあるでしょう。子供ですから、言葉の意味の理解も、経験の深さも違うので大人の言葉を理解することは困難です。しかし、だからこそ子供に、親の言葉を復唱させ暗記させるという行為が重要になります。なぜならば、人間は「自分が話した言葉を正しいと思う」からです。善悪の判断がつかない子供だからこそ、親の言葉を復唱させ、その意味をじわじわと理解させるとともに、実例と連携させて記憶に残してやる必要があるのです。「Aして、Bしなさい」と指導したとき、分かりましたか?と聞くと、分かりました。と答えてきます。そうしたら、「何がわかりましいたか?」と質問します。

ヒントを出しながら、導きながら、相手が正しい答えに辿り着くようにサポートしてあげつつ、「Aして、Bします」と言えたら、「何故、Aをしますか?」と質問します。間違っていても相手の答えを一通り聞いて、なぜ、相手がそのような答えを発言したのかを洞察します。そして、導きながら自分で答えを言えるようにヒントを出していきますが、どうしても答えが出てこないようであれば(あまり長い時間、質問していると、子供の記憶力では最初の話を忘れて混乱してしまうので、)こう言えばいいんだよ。という答えを教えてあげます。そして、その言葉を言わせます。すると子どもは、「あ!この状況になったらこう言えば良いんだ!」ということを学習していくのです。子どもが理由もやることも分かったら、それを自分の言葉で言わせます。つまり、アウトプットさせるのです。ココがポイントです。アウトプット前提のインプットなので、覚え方が全然違うのです。わかりましたか?わかりました。で終わっていたら、子どもはその文脈や親が伝えたい内容を、そのうち忘れてもいい記憶に分類してしまうのです。

 最終的に子どもは、自分が完全に親の言葉をコピーできるようになるまでこの指導が終わらないことを学びます。するとどうなるか? そうです。親のいうことを「覚えて完コピすることを前提に最初から聞くようになるのです。」逆に言うと、これをしないということは「親のいうことは適当に聞き流しておけば良い」ということを学習させることになるのです。

 以上2点に気をつけて、子どもに時間を投資していけば、その後に子どもとのコミュニケーションで失敗をして大損をするという確立が減少していくので、是非ともお勧めのポイントです。

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